初心者のために,熱帯魚の選び方,日常の管理,餌のやり方などちょっと工夫すれば快適になる裏技,隠し技を紹介していきます。

早速楽をして水替えをしてみましょう!

■早速楽をして水替えをしてみましょう!

 

さて,用意も万端ととのったところで
実際に水換えを始めましょう。まず始めに,
水槽の上を覆っている蛍光灯とガラスの蓋を取り除きます。
また,フィルターにモーター式のものを使用している場合には,
フィルターのスイッチも切ります。
これは,水を抜くことによって水槽内の水位が下がり,
モーターが空転することを防ぐ上でも重要です。
保温器具を使用している時期であれば,
同様に保温器具をコンセントから抜いておきましょう。

水槽のガラス面に藻類が付着しているようであれば,
コケ落としを用いてこれを取り除きます。
そして,ホースを用いて水槽内から水を抜きます。
全水量の1/3〜1/4くらいを目安にしてください。
60cm水槽を使用しているのならば
15gくらいが適量でしょう。

水を抜く時に,底砂利の掃除も一緒に行っておけば尚可です。
底砂利の掃除の仕方は,砂利クリーナーの先端部で
砂利の中のゴミを吸い出す程度で充分で,
あまり神経質になる必要はありません。
また,フィルター内のろ材の汚れがひどいようであれば,
バケツの中に貯めた飼育水でろ材の洗浄も行います。
この時,水道水で洗浄することは避けてください。
水道水中の塩素が,
有用なろ過バクテリアも殺してしまうことになりかねません。
ろ材の洗浄はあまり徹底して行う必要はありません。
あくまでも汚れをざっと落とすだけにとどめてください。

次に水道の水を使って,水換え用の水を作りましょう。
このとき,湯沸し器等を使うと簡単に温度調整ができます。
水は水換えの際に用いたバケツに入れれば良いでしょう。
水換え用水の水温は飼育水とほぼ同じにする必要がありますが,

水温計を使ってまでの水温合わせは必要なく,
水変え用水と飼育水の交互に手を入れて
ほぼ同じと感じる程度の調整で問題はありません。

 

水温調整ができたところで,
塩素中和剤をメーカーの指示に従って適量用います。
塩素中和剤はそれこそ数秒で
水道水中の塩素中和を完了してしまいます。
また,中和剤投入後バケツの中の水をかき混ぜておいたほうが
より確実に中和を行うことができます。

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