底砂は熱帯魚飼育の命です!
■底砂は熱帯魚飼育の命です!
さあいよいよ熱帯魚飼育の核心部分にさしかかってきました。
本にもよく書いてありますが,
熱帯魚飼育の基本は「水」です。
当然ながら熱帯魚は水の中で飼う生き物ですから,
いい状態の水で育ててやるべきです。
そこで重要になってくるのが,水槽の底に敷く底砂です。
ベテランアクアリストの中には,
熱帯魚はただであげてもいいが,
砂だけは譲れないという人までいます。
それだけ,こなれた砂は貴重なのです。
ここで「こなれた水」というのは,
熱帯魚の排泄物や餌の残りを分解してくれる
バクテリアが十分いる水のことで,綺麗な水,
たとえばミネラル・ウォーターのような水のことではありません。
この「こなれた水」であれば,
pHや水温が少々違っても熱帯魚は死にはしません。
そのバクテリアというのが,
底砂やフィルターの中に宿りやすいというわけです。
ただ,このバクテリアは,
ちょっとやそっとで宿ってくれません。
よく本などには,1週間ぐらいフィルターを回してから
熱帯魚を入れるように書いてありますが,
1週間程度でバクテリアは増えません。
最低1ヶ月は必要です。
そんなに待てないって? 大丈夫です。。。
実はペットショップなどで,
バクテリアの素が売っているのです。
これを利用すれば,1週間程度でも大丈夫です。
絶対確実ではありませんが。。。