熱帯魚にとってよい餌の３つの条件とは
■熱帯魚にとってよい餌の３つの条件とは
それでは具体的に良い餌（特に人工餌）とは
どのような餌のことを言うのでしょうか。
１．栄養バランスに優れていること
我々人間同様，熱帯魚も健康になるには
バランスのとれた栄養を摂取することが必要です。
魚の餌は高タンパクで低脂肪というのが
理想的であるといわれています。実際には
乾燥重量にしてタンパク質質含有量は４０％以上，
脂肪はせいぜい６〜７％以下が目安となるでしょう。
２．嗜好性が高いこと
ディスカスを美しく育てるには，
エサの栄養バランスに気を付ける必要があります。
もちろん，嗜好性は高いに越したことはありません。
しかし，皮肉なもので嗜好性の高い原料は
なぜか栄養バランスが悪いものが多いので，
嗜好性を追及すると栄養バランスに不備が生じるといった
ジレンマがあります。ディスカスの餌や飼育については，
海外のブリーダーが一歩先んじていますので
もし皆さんが，海外に行く機会があれば，
いろいろな国のペットショップをのぞいてみましょう。
さらに見る目が養われるはずです。
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３．人気のある餌であること
これは，良い餌だから人気があるということだけを
言いたいのではなく，人気がある餌はそれだけ市場での流通が
スムーズで製造から短い期間で商品が消費される
というのが理由です。
餌は製造されてから，ユーザーに容器を開封されなくても
少しずつ酸化変質していきます。したがって，
製造からできるだけ短い期間で消費されるのが理想的です。
以上のようなことを考えると，
餌の容器に栄養価の割合と製造年月日が明記してあることを，
選択の第一条件にされると良いでしょう。
この２点がしっかりと明記されているということは，
それだけそのメーカーが自社製品に自信を持っている表れ
と考えてまず間違いありません。間違えても，
単なる価格やメーカーの派手なうたい文句に
惑わされないようにしましょう。
